あがり症の基礎知識
市販薬
病院(心療内科)で、あがり症を治す場合、ほとんどが、薬(精神安定剤)を処方してもらえます。安定剤を使った薬物療法はもっとも即効性がありますから、たいていの病院では、あがり症の治療に安定剤を使います。
「薬」と聞くと、副作用を心配される方もかなりいらっしゃいます。一日中頭がぼーっとしてしまう、眠くなって仕事・勉強が手につかない、薬依存症になるのではないか、脳に悪いのではないか...などなど。
安定剤は薬ですから、副作用があることは確かです。インフルエンザの薬(タミフル)や風邪薬でも同じです。分量や正しい服用の仕方をきちんと知ったうえで、適切な量を服用することが重要です。
それさえ守って使えば、安定剤は、安心して使える薬です。一般の解熱剤・抗生物質よりも副作用の心配は少ないといわれています。
薬の使い方で大切なのは、適量を処方してもらって、それを正しく使い、症状の改善に応じて、量を減らしていく、ということです。こうしたことからも、薬の処方は、病院で行なったほうが安全性が高く、副作用のリスクも少なくてすみます。
あがり症を改善するための市販薬もいろいろと出ています。普通の薬屋さんで売られているものについては、分量を守り、正しく使えば、副作用もそれほど心配することもありません。
ただし、市販薬の場合は、どうしても、分量を多く飲み過ぎてしまう、自分で判断して、少しずつ量を減らしていく、という「さじ加減」がしにくい傾向にありますから、副作用のリスクは、病院の処方薬よりは高くなります。



